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2005年02月09日
ブルース・オールマイティ
ブルース・オールマイティ(Bruce Almighty)を見ました。
ジム・キャリー演じるニュースのアンカーマンになりたがっている万年レポーターどまりの男(ブルース)が,人生最悪の日に神を呪います。そして・・・
彼は神に会い,神と同等の力を授けられ,神の働き(の一部)を託されてしまうのです。
この話の続きは,皆さん,ぜひご覧ください(ネタばれになってしまうので)。
この映画は,聖書を読んだことのある方にこそ,ぜひ見ていただきたい映画です。
クリスチャンの持ついわゆる「神観」をうまく描いています。
#一般にもつ神さま像ももちろんカバーしてますが,キリスト教的バックグラウンドを持っていると,
より「わかる,わかる」と頷けること間違いなしです。
「神」「祈り」「自由意志」などが重要な要素として盛り込まれています。
映画の基盤に流れているのは「神疑論」といったところでしょうか。
彼の叫ぶ神への不平,不満は,誰でも一度は叫んだことのあるものでしょう。
#「至上最強のいじめっ子!」は傑作!
創造主なる神,全知全能の支配者なる神,この神がこの映画の前提にあります。
しかし,残念ながら,人間の罪には焦点はあてられていません。
なんだかんだいって,出てくる人はみんないい人なんです。
そして最後はちょっとホロリとさせるいつもの演出(この安定感がたまらない)。
まあ,人の罪がテーマではないのでしょうがないですけどね。
きっと,ないものねだりをしています。
ジム・キャリーの動きは,なんともしなやか!
行き過ぎの一歩手前で抑える演技はやはりさすがです。
一時の切れた演技が失われた,という声もありますが,
アクターとして円熟していると考えたほうがよいでしょう。
あと面白いのがこのサイトです。
米国のキリスト教系の映画評がここに掲載されています。
ここに監督のインタビューがあり,とても興味深い内容です。
監督は,トム・シャドヤック。彼はクリスチャンです。
他には,パッチ・アダムス,ライアー・ライアーなどを撮っています。
彼がインタビュアーに盛んに突っ込まれているのは,
主人公が同棲していることや性的な表現についてです。
インタビュアーが,この映画をすべての人に見せたいのに,
いわゆる大人の表現があるので見せることができない,と言っており,
そこで,なぜこのようなシーンを入れたのか?と質問しています。
確かに,この質問には教会関係者として同意するのですが,
その一方で監督が,自分は物語の語り部であって,
キリスト教の教義を教えているのではない,人物を描いているんだ,
ということには深くうなずいてしまいました。
「最初から完全な人間はいない。」
確かにそうですよね。
説教者としての自分はどうだろうか,と考えさせられました。
ただ,雰囲気があまりにも楽天的なので(コメディなので),
全部全部がゆるされてしまうのもどうかとは思いますが。
#商業的な意図もあるでしょう,きっと。
まあ,それらを差し置いても,一度ごらんください。
今,ここにおられる神,祈りを聞かれるお方を意識すること間違いなしです。
それと,自由意志の解釈もおもしろいですよ。
・・・この映画の神を演じているのはあの名優です。
投稿者 mb-church : 2005年02月09日 13:39
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